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採用サイトの費用対効果|福岡で元が取れるか判断する方法

採用サイトの費用対効果はどう判断するか

採用サイトの費用対効果は、制作費という一つの金額だけを見ても判断できません。基準になるのは「今、自社が1人採用するのにいくら払っているか」です。求人媒体費は出稿のたびに消えるフロー型のコスト、採用サイトは一度作れば残り続けるストック型の資産で、性質が正反対です。ただし採用サイトは公開直後には効かず、効果が出るまでには時間差があります。だから媒体を止めて乗り換えるのではなく、媒体を回しながら受け皿として育て、応募数だけでなく内定辞退率や定着まで含めて測るのが現実的です。福岡で採用サイトの発注を検討している経営者・採用担当者の方に向けて、金額そのものではなく「何と比べ、どう測るか」の構造で整理します。

先に結論(3行)

  • 比べる相手は制作費そのものではなく、今かかっている「採用単価(採用コストの合計 ÷ 採用人数)」。
  • 媒体費は消えるお金、採用サイトは残るお金。ただし残るお金は効き始めるまで時間がかかる。
  • 元が取れるかは「更新し続けるか」「媒体を併用するか」「そもそも社名・求人に認知があるか」で決まる。

持ち帰り:まず直近1年の「採用にかかった総額 ÷ 採用できた人数」を電卓で一度出してみてください。これが費用対効果を考える出発点になります。

まず把握するのは「今1人採るのにいくら払っているか」

費用対効果を語る前に、比較の基準となる自社の数字を持つ必要があります。それが「採用単価」です。

リクルートエージェント(株式会社リクルート)「採用コストの平均とは?」によれば、採用単価は次の式で定義されます。

  • 採用単価 = 採用コストの合計 ÷ 採用人数

同記事が引く『就職白書2020』(2019年度)の全国平均では、1人あたりの平均採用コストは新卒が93万6,000円、中途が103万3,000円で、中途が新卒より約10万円高いとされています。※これはあくまで全国平均であって、自社の数字ではありません。職種・企業規模・地域で大きく振れるため、必ず自社の実数で出してください。

そして採用コストは、大きく2種類に分かれます。

  • 外部コスト:求人広告の掲載費、人材紹介の成功報酬、採用イベント参加費、採用サイトの制作費、採用管理システムの導入費など。
  • 内部コスト:採用担当者の人件費、通信費、交通費、リファラル(社員紹介)のインセンティブなど。

つまり採用サイトの制作費は、採用コスト全体の中の「外部コストの一部」に位置づけられます。単独で高い・安いを論じる対象ではなく、外部コスト・内部コストを合わせた採用単価の中でどう効くかで見るべきものだ、ということです。

持ち帰り:過去1年の「求人広告費+人材紹介手数料+制作費+採用担当の工数」を合計し、採用できた人数で割って、自社の採用単価を1つの数字にしてみてください。

媒体費は消える、採用サイトは残る(フロー型とストック型の違い)

採用単価が出たら、次は「その費用が消えるお金か、残るお金か」で色分けします。ここが費用対効果の核心です。

求人媒体費は、性質上その都度消えていくフロー型のコストです。まるごと人事(マルゴト株式会社)「求人広告の相場は?」の整理を借りると、課金形態は主に次の通りです。

  • 掲載課金型:掲載期間に応じて広告料を払う(何人採っても追加料金はなし。相場は数十万〜数百万円)。裏を返せば、掲載期間が終われば求人は消え、もう一度募集するには再出稿=再費用が必要になります。
  • 成功報酬型:採用が決まって支払う「採用課金型」、応募ごとの「応募課金型」、クリックごとの「クリック課金型」(Indeed等)。いずれも成果のたびに費用が発生します。
  • 人材紹介:成功報酬の目安は採用が決定した人材の年収の35%(例:年収400万円なら約140万円)。1人採るたびに、その都度この金額が出ていきます。

これに対して採用サイトは、一度作れば残り続けるストック型の資産です。下の表が「消えるお金」と「残るお金」の対比です。

コストの種類 性質 具体例
消えるお金(フロー型) 出稿・応募・採用のたびに発生する 求人広告の掲載費、応募課金、人材紹介の成功報酬
残るお金(ストック型) 一度作れば残り、公開後も効き続ける 採用サイト、採用管理の仕組み

採用サイトのように「残る資産」をどう設計し、公開後も更新して育てられる形にするかは、AliveCastの採用サイト制作サービスでも、誰でも更新できる自社オリジナルCMS・採用ブログ・効果検証まで含めて設計しています。作って終わりにしないことが、ストック型の価値を活かす前提です。

持ち帰り:先ほど出した採用単価の内訳を、「消えるお金(媒体・紹介の都度発生)」と「残るお金(サイト・仕組み)」の2色で塗り分けてみてください。消えるお金の比率が高いほど、ストック型への振り替え余地があります。

効果が出るまでの時間差(公開してすぐ応募は増えない)

ここが最も誤解されやすい点です。採用サイトは、公開した瞬間に応募が増えるものではありません。

当社が福岡で手がける採用サイト制作でも、初回相談から公開まで平均で3〜4ヶ月かかります。さらに公開してからも、検索やAI検索での認知・流入が積み上がって初めて応募につながります。つまり「投資してから効き始めるまで」に、まとまった時間差があるのです。

だからこそ、媒体を止めて採用サイトに乗り換える、という進め方はおすすめできません。求職者は、求人媒体で見つけた企業の採用サイトも確認したうえで応募するかどうかを決めます。採用サイトは、媒体から流れてきた求職者を受け止め、応募意欲を高める「受け皿」なのです。媒体という入口を断つと、受け皿だけが残って人が来ない、という状態になりかねません。

  • 悪い例:「採用サイトを作れば1人採用できて十分に元が取れます」と断定する(時間差と前提条件を無視した、根拠のない収支保証)。
  • 良い例:「媒体費は出稿・応募・採用のたびに消えるが、採用サイトは一度作れば残って効き続ける。ただし公開直後は効かず、公開まで数ヶ月かかる。だから媒体を止めず併用しながら育て、応募数だけでなく辞退率・定着まで含めて『1人採るのにいくらかかっていたか』と比べる」と、構造(フロー対ストック)と時間差の両方を書く。

持ち帰り:採用サイトの費用対効果は、公開後3〜4ヶ月から1年の時間軸で見る計画にしてください。「公開翌月に応募が増えたか」で判断すると、必ず見誤ります。

元が取れないケースの正直な条件

採用サイトは万能ではありません。次の3つのどれかに当てはまると、費用対効果は出にくくなります。ここは正直に書きます。

1. 公開後に更新しない:情報が古びると、会社の今の魅力が伝わらず共感を生みません。ストック型の資産は、更新し続けて初めて効き続けます。
2. 媒体を完全に止めてしまう:サイトという受け皿だけ残り、そこへ人を運ぶ入口(媒体)が消えます。採用サイトは「入口」ではなく「決め手」なので、入口を断つと機能しません。
3. そもそも社名・求人に認知がない:サイトに来る人自体がいなければ、良いサイトでも成果になりません。

採用市場そのものが厳しい点も直視すべきです。株式会社リクルート/就職みらい研究所「就職白書2025」(2025年2月20日発表・従業員5人以上1,510社対象)によれば、2026年卒で採用予定数を充足できた企業は37.2%にとどまります。「そもそも採れていない」のが前提の市場では、媒体費だけを削る最適化には限界があります。だからこそ、コストを「消える媒体費」と「残る採用サイト」に分けて考える意味があるのです。

持ち帰り:発注前に「公開後に誰が・どのくらいの頻度で更新するか」「媒体は当面止めないか」を社内で決めてください。この2つが決まっていないと、費用対効果は測る前に崩れます。

何を指標にするか(応募数だけで見ない)

費用対効果を応募数だけで測ると、判断を誤ります。応募が増えてもミスマッチだらけなら、選考の手間と早期離職で、かえってコストは増えるからです。

見るべき指標は、応募数に加えて次の2つです。

  • 内定辞退率:辞退が減れば、採り直しにかかる媒体費・紹介費・工数がまるごと減ります。
  • 入社後の定着(早期離職率):ミスマッチが減れば、1人あたりの実質的な採用単価は下がります。

当社が福岡で制作した採用サイトでも、効果として現れているのは応募数だけではありません。会社の魅力が伝わって応募者が増えた、自社に高く共感した人物からの応募が増えた、内定辞退率が下がった、といった変化です。年間150件以上の応募につながった実績もあります。※ただしこれらは当社の条件下での実績であり、職種・認知度・公開後の運用継続に左右されます。同じ結果を他社に約束するものではありません。

持ち帰り:応募→書類通過→面接→内定→入社→定着(入社1年後)まで、各段階の「人数」を数えてください。応募数だけでなく内定辞退率・早期離職率まで出すと、採用サイトが「決め手」として効いているかが見えます。

今日からできる費用対効果の測り方(手順)

最後に、読んだその日から実行できる測り方を手順にまとめます。特別なツールは要りません。

1. 採用単価を出す:直近1年の「採用にかかった総費用(媒体費+紹介手数料+制作費+採用担当の工数)÷ 採用できた人数」を計算する。
2. 費用を色分けする:その費用を「消えるお金(媒体・紹介の都度発生)」と「残るお金(サイト・仕組み)」に分ける。
3. 歩留まりを数える:応募→書類通過→面接→内定→入社→定着(入社1年後)の各段階の人数を出す。内定辞退率・早期離職率まで含める。
4. 時間軸で計画する:媒体を止めずに採用サイトを併用する前提で、公開後3〜4ヶ月から1年で効果を見る計画にする。

この4ステップで、金額の大小ではなく「消えていたお金をどれだけ残るお金に振り替えられるか」という費用対効果の実像が見えてきます。福岡で採用サイトを制作することを検討する際も、まずはこの自社の数字を持って臨むと、判断がぶれません。

※ 本記事の金額・相場は変動します。新卒93万6,000円・中途103万3,000円は2019年度(就職白書2020)の全国平均で、最新値ではありません。求人媒体の相場(掲載課金型は数十万〜数百万円、人材紹介は年収の約35%)も媒体・条件で幅があります。採用サイトの制作費の幅も、ページ数・撮影やインタビューの範囲・CMSの有無・運用の含み方などの要件で決まります。最新の数値は各公式情報でご確認ください。

よくある質問

Q. 採用サイトの費用対効果はどう判断すればいい?
A. 制作費という一つの金額ではなく、「今1人採るのにいくらかかっているか(採用単価=採用コスト合計÷採用人数)」と比べて判断します。媒体費は消えるお金、採用サイトは残るお金という構造の違いを踏まえ、時間差も考慮するのが基本です。

Q. 採用サイトと求人媒体費は何が違う?
A. 求人媒体費は出稿・応募・採用のたびに発生するフロー型のコストで、掲載が終われば消えます。採用サイトは一度作れば残り、公開後も効き続けるストック型の資産です。この「消える/残る」の性質差が、費用対効果を分ける核心です。

Q. 採用サイトを作ればすぐ応募は増える?
A. すぐには増えません。公開まで数ヶ月かかり、公開後も認知や流入が積み上がって初めて応募につながります。当社実績でも公開まで平均3〜4ヶ月です。媒体を止めず併用しながら育てるのが現実的です。

Q. 採用サイトで元が取れないのはどんなとき?
A. 主に3つです。(1)公開後に更新しない、(2)媒体を完全に止めて入口が消える、(3)そもそも社名・求人に認知がない。採用サイトは「入口」ではなく「決め手」なので、入口となる媒体や認知を断つと機能しません。

Q. 費用対効果は何を指標に測ればいい?
A. 応募数だけで見ないことです。内定辞退率と入社後の定着(早期離職率)まで含めて測ります。辞退や早期離職が減れば採り直しコストが減り、1人あたりの実質的な採用単価が下がるためです。

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